鍼治療を開始してから新たな産毛が生えてきて、元気な髪へと成長するまでの基本的な流れは「育毛・発毛」のページにもある通り、
ステップ1.元の髪の毛にコシが出て太くなる
ステップ2.新たに産毛が生え始める
ステップ3.産毛が徐々に太く長くなる
ステップ4.しっかりとした髪の毛へと成長する
となりますが、頭皮の状態がかなり悪くなってしまっている場合は、鍼治療を開始してから回復に向かっていくまでの期間や流れはまた異なり、簡単に言うと次のような流れになります。
ステップ1.弱りきった髪の毛が抜ける
ステップ2.抜けた毛穴から産毛が生える
ステップ3.産毛が徐々に太く長くなる
ステップ4.しっかりとした髪の毛へと成長する
鍼治療により毛根の細胞が活性化されると、
徐々に太くなり、張りも出て、徐々に元気な髪の毛に戻ります。
髪の毛に元気がなくペタッと寝ている時は、毛が重なることによって地肌を隠しているのですが、張りがでて立ち上がるようになると、毛が重ならなくなるので逆に地肌が見えるようになることがあります。
生え代わりの時期は特に気になるかもしれませんが、産毛が成長すると徐々に地肌が隠れるので、やがて気にならなくなります。
早めに脱毛し、新たに生えてくる産毛に備えます。
活発に働いていなかった毛根が再び活性化すると、新しい元気な髪の毛を生やすために、回復の見込めない髪の毛は必要がないと判断され、早い段階で抜け落ちてしまいます。
それは、回復しないであろう髪の毛に栄養をまわすよりも、新たな髪の毛として加わる新しい命に栄養をまわした方が、「頭を守る」ために有効であると身体が判断するからです。
新しい生命を優先する自然の摂理を考えると、この現象は当然のことと言えるでしょう。
また、1回の施術で全ての細胞が活性化されるのではなく、部分部分で活性化されるので、脱毛する際も一気に脱毛するわけではありません。
鍼治療を開始してから髪の毛が一時的に抜けてしまうと、余計悪化したのではないかと心配になると思いますが、それは細胞が活性化している証拠ですので心配はいりません。
必要以上に心配することはストレスとなり、頭皮の状態を逆に悪化させてしまう可能性もありますので、後から生えてくる産毛が成長できるように頭皮の環境を整えるという方へ、気持ちを切り替えることが大切です。
活性化された毛穴から弱りきった髪が抜けたあと、そこから新たな産毛が生えてきます。
というのも、この時期に鍼治療をやめてしまうと毛根の細胞を活性化し続けることができないため、一旦髪の毛が抜けたあともあまり産毛が生えず、生えたとしてもなかなか成長しきれないからです。
「髪の毛は抜けるわ産毛は育たないわ」で、以前よりもボリュームが減った状態で終わるということになりかねませんので、せっかく鍼治療を始めたからには、「絶対に元気な髪の毛をたくさん生やす!」という風に、決意をもって鍼治療に臨んでいただくことが何よりも重要となってきます。
この時期は、なかなか産毛が育たないということで不安な気持ちになる方も少なくありません。
産毛は他の髪の毛よりも成長速度が遅く同じように育たないため、「もう生えないのではないか...」や「やっぱり鍼では髪の毛は増えないか...」などと誰もが1番不安になる時期です。
ですが、産毛は確実に成長しています。
髪の毛がねるぐらい長さのある方の場合は、産毛はある程度成長するまでは他の髪の毛に紛れてしまって見えませんが、4cm~5cmほどの長さになると、そこだけがピンピンと立って逆に目立つようになります。
ここまでくると頭頂部ならあまり気になりませんが、前頭部の生え際はセットしても思い通りにならないなどの嬉しいお悩みがまた出てくるかも知れません。
この時期も気を付けなければいけない大事なことがあります。
それは、食事からしっかりと栄養素を摂るということです。
段階的に生えたきた産毛がある程度の量になると、これまでの食事の取り方では絶対的に必要な栄養素が足らないようになります。
産毛の成長に必要な栄養素が不足すると元の髪の毛が抜けてしまうことがありますので、この時期はこれまで以上にバランスのとれた食事をしっかり取るように心掛けてください。
産毛が成長して他の髪の毛と同じぐらいの太さになるまではある程度の時間がかかります。
この過程でかかる時間には個人差があり、その人がどのくらい規則正しい生活をしているかや、年齢、体質によっても変わってきます。
たとえ産毛が長くなったとしても、十分な栄養素が摂れていなければ、太く成長することはなかなかできません。
年齢に関して言えば、20代・30代の人の方が40代・50代の人よりも細胞分裂が活発なため、回復も早い傾向にあります。
その他にも、ストレスをためていない人、適度な運動をしている人、肩が凝り固まっていない人、タバコを吸っていない人の方が、髪の毛の成長スピードは速い傾向にあります。
ただ単に血流不足だけが原因で脱毛してしまった人の場合は、鍼だけですぐに元気な髪の毛に戻るでしょう。
ですが、睡眠・食事・ストレス・肩こりなどが抜け毛の要因と考えられる場合は、それらを改善しなければ産毛が太くなっていくには時間がかかります。
特に気を付けなければいけないことが「首・肩の凝り」です。
肩こりに関しては、現代病とも言えるぐらいほとんどの人が悩まされているのではないかと思いますが、ただの肩こりと思ってあまり重要視していない人が多いようです。
ですが、首・肩の凝りを放っておくと、抜け毛だけではなく頭痛や認知症を引き起こすこともあるので無視できません。
当院へ来られているお客様の中でも、首・肩がガチガチに凝っている方はとても多いのですが、自覚症状のない方も多いようです。
首・肩が凝り固まってしまうと、弾力を失った筋肉が血管を圧迫するので頭皮への血流は悪くなります。
それでは、せっかく鍼治療をしていても効果が十分に得られませんので、1日に何回も首・肩を回すなどしてケアすると良いでしょう。
ご自身でケアするのが難しい場合は、当院でも首・肩の鍼治療を行っていますので、お気軽にご相談下さい。
頭の鍼をしながら、その最中に首・肩の鍼をすることも可能です。
当院では鍼治療によって固くなってしまった頭皮・首・肩の筋肉を柔らかくして頭皮への血流を改善し、髪の毛がすくすくと成長できるように頭皮環境を整えてあげることはできますが、残念ながら睡眠不足や食生、そしてストレスなどを改善することはできません。
一日も早く元気な髪の毛を取り戻すためにも、お客様と共に育毛・発毛に取り組んでいければと思います。